大分「佐賀関火災」でわかった異常な空き家率 放置すれば十数年後に日本中がスラム化する
13年後には日本の家屋の3分の1が空き家に?
11月18日に発生した大分市の海に面した集落、佐賀関の火災。焼けたのは住宅など187棟におよび、焼損範囲は山林の一部も含めて4万8,900平方メートルに達したという。この火災で浮き彫りになったのは、地域の激しい高齢化で、佐賀関の場合、火災が発生した時点での高齢化率は58.2%だったという。
それが幸いした面もあった。昔ながらの近所のつながりが残っていたために、火災の発生時に住民同士が声をかけ合い、多くの高齢者の命が救われたことだ。火災は大規模化したが、命を落としたのは1人だった。...

