今年も「流行語大賞」にピンとこない…オーバー50歳の大人世代に聞いた“リアル流行語”に見る「怒りと疲労感」
「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」が1日、発表された。
【写真】オーバー50が「働いて働いて~」より“しっくりきた”ノミネート&候補になかった「自分的な流行語」の調査結果はコチラ!
候補30語の中から大賞に選ばれたのは、高市早苗首相の自民党総裁選の勝利演説「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」だった。
今年の候補は以下の通り。
エッホエッホ/オールドメディア/おてつたび/オンカジ/企業風土/教皇選挙/緊急銃猟・クマ被害/国宝(観た)/古古古米/7月5日/戦後80年・昭和100年/卒業証書19・2秒/チャッピー/チョコミントよりもあ・な・た/トランプ関税/長袖をください/二季/ぬい活/働いて働いて働いて働いて働いてまいります・女性首相/ビジュイイじゃん/ひょうろく/物価高/フリーランス保護法/平成女児/ほいたらね/麻辣湯/ラブブ/リカバリーウェア……
上記のノミネートが11月5日に発表された際にも、SNSなどでは違和感をおぼえる人が続出。中にはニュースでよく耳にした言葉もあったが、特に大人世代にとっては、「ぜんぜん聞いたことない」「どこで流行っていたの?」と感じる言葉も多かったようだ。
そこで今回、オーバー50世代に限定したアンケートを実施し、「あなたにとっての2025年リアル流行語」を挙げてもらった。本当に“しっくり”くる今年のトレンドワードはなんなのだろうか。深掘りしてみた。
今年を代表する“人気者”たちが流行語にも名乗り
関西圏にお住まいの方を中心に流行語として名前が挙がったのが、「大阪・関西万博」の公式キャラクター「ミャクミャク」。閉幕後も高い人気を誇り、グッズの売れ行きも好調。来年4月以降の販売期限の延長も検討されているほど。
「最初不人気だったのにいつの間にか大人気に躍進した国民的キャラ」(57歳・東京都・女性)
「万博の成功要件の一つなので」(71歳・兵庫県・男性)
「いつの間にかなじみました」(71歳・大阪府・男性)
なお、オーバー50の300人に調査した、「ノミネート語の中でもっとも流行語に相応しいのは?」という質問でも、1割以上がミャクミャクを選ぶなど、今年を象徴する言葉のひとつになっている。
人気者といえば、今年も大活躍した球界のスーパースター「大谷翔平」の名前を上げる人も。11月14日には、3年連続4度目のMVPを受賞し、MLB史上初となる複数回の満票獲得という快挙を成し遂げた。
「投打とも二刀流復活した。能力もありますが、その努力に脱帽です」(77歳・栃木県・男性)
「大谷翔平の活躍をテレビでよく見たから」(76歳・奈良県・男性)
一方で、「大谷翔平」を流行語に挙げつつ、連日の「大谷報道」にはウンザリという声も。
「オオタニさんは、おなかいっぱい。日本シリーズなどの優勝報道はしなくて、今週の大谷さんばかり」(58歳・山口県・女性)
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