大関昇進“21歳ウクライナ出身力士”が「背負っている覚悟が違う」と言われる理由 「残っていれば銃撃戦に巻き込まれた可能性も…」
【全2回(前編/後編)の後編】
ウクライナ出身力士として初の賜杯を手にし、大関昇進を果たした安青錦(あおにしき)。未成年飲酒や“悪ノリ”が過ぎる力士同士の乱痴気騒ぎなど、耳を疑うような不祥事ばかりが聞こえてくる角界において、とにかくひたむきだというが、その背景にはわが国では想像しがたい厳しい現実を生き抜いてきた過去があった。
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21歳8カ月での初優勝は、年6場所制となった1958年以降、4番目の年少記録でもある。...

