今さら聞けない「自民党税調」 “ドンの後継者”の就任辞退とインナー外からの「小野寺税調会長」誕生の「意味」とは
企業や業界団体の利害が複雑に絡み合う「税制改正」は、どこかで「解」を出さなければいつまでも議論が続くことになる。各方面の意見を吸い上げ、議論を行った上で最後に決断する――。長年、その役を担ってきたのが「自民党税制調査会」、特に10人弱の「インナー」のメンバーだ。ただ、非公開のインナーのみで税制の重要事項を決める独特の慣習にはこれまで、「密室政治」との批判がつきまとってきた。
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※本稿は「週刊新潮」2025年11月27日号掲載【たった10人弱のインナーによる究極の密室政治 「自民党税制調査会」の研究】の一部を抜粋/編集したものです。...

