「8割が連立離脱を高評価」の世論調査に愕然とする「創価学会」 「選挙で大打撃を受けるのは自民よりむしろ公明で…」

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野党でF票が集まるのか

「もちろんそうした自民党議員もいますが、公明党が候補者を擁立した選挙区では自民党は出馬を控えるという選挙協力をしてきました。公明党の小選挙区の候補者は、自民党支持者の票が入っていたからこそ当選できたという試算もあります。斉藤代表が地盤とする広島3区もそうです」(山田氏)

 すでに広島3区では、比例中国ブロックで当選してきた自民党の石橋林太郎氏がやる気を見せているとも。ひょっとすると、公明党は前代表の石井啓一氏に続いて現代表も落選する可能性だってある。

「連立離脱を表明した公明党に泣きつくことなくさっさと維新と組んだ高市さんですからね、公明党の選挙区には刺客を立ててくるかもしれません。ですから選挙区を諦めて比例だけにしようという声が上がっているのです。とはいえ、比例の得票数は2005年の衆院選で獲得した約898万票をピークに下がり続け、今年の参院選では521万票。学会員が必死に電話をかけてF票(フレンド票)を集めようとしても、今や公明党は野党です。与党にいて実績を宣伝できた頃とは違い、どれほど賛同してくれる人がいるのか……。次の国政選挙では500万票を割るかもしれません」(山田氏)

 ちなみに、経済安全保障相として高市内閣で初入閣した自民党参議院議員の小野田紀美氏は、2022年の選挙で公明党の協力を拒否して当選したことでも株が上がっている。公明党は、ここまで人気がなかったことに目を向けるべきかもしれない。

デイリー新潮編集部

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