【特別読物】「救うこと、救われること」(10) 角幡唯介さん
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角幡唯介さんは探検家だ。チベットのツアンポー峡谷の単独探検や、北極圏の極夜行で知られ、ほぼ毎年5ヶ月間グリーンランドを拠点に犬橇での狩猟旅をする。角幡さんにとって人生とは、旅とは、そして救いとは何なのかをうかがった。
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何故探検家になったかというと、他人と同じことをしたくないからです。子どものころから、どういう生き方をしたら人生が報われるかを考えていて、小学校低学年の時に祖母の部屋で出した結論が「最高の女と結婚する」でした。...

