過熱する「中学受験」で割を食う“受験しない児童たち” 小6秋に増える「学級崩壊」にも保護者からは「小学校では遊んでくれていたらいい」の声
暑さが和らぐ秋になると、中学受験はいよいよ正念場だ。受験生家族のストレスは秋から冬にかけてピークを迎え、その影響は子どもたちの学校生活にも及ぶ。その一つが「学級崩壊」だ。授業中の居眠りやおしゃべりにはじまり、ストレスの矛先は教師に向かうことも。塾にばかりフォーカスされがちな「中学受験のリアル」を学校生活の側面からレポートする。
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中学受験を控える子どもたちにとって、秋から年末にかけての数カ月はまさに正念場となる。1月の埼玉入試を皮切りに、2月の東京、神奈川入試と順に受験本番が始まる。...

