「ペットボトルを黒く塗って日なたに置くと…」 松本明子が明かす驚異の節約術 「出がらしのティーバッグはスポンジに」
“強”から“中”にすると、年間1900円の節約に
家庭内での消費電力ナンバー2の冷蔵庫については、置き場所が重要だ。
「冷蔵庫は外側に放熱しています。ですから、壁とぴったりくっついていたり、上に物が置いてあると、放熱が妨げられて、余計なエネルギーがかかってしまう。壁から両サイドは2センチ、背後は10センチ程度離すと、年間で約1400円の節約になります」(丸山氏)
エアコン同様、設定温度のチェックも欠かせない。
「意外と“強”にしている方が多いかもしれませんが、“強”から“中”にすると、年間約1910円の節約になるんです」(丸山氏)
さて、松本はさまざまな節約アイテムを“手作り”しているという。
「空っぽの2リットルのペットボトルを、黒の油性マジックで塗りつぶすか、黒いテープでぐるぐる巻きにします。そのペットボトルに水道水を入れて日なたに置いておくと、2時間ぐらいでちょうどいいぬるま湯になりますね。夏にはシャワー代わりの行水に使えるし、冬場はお湯代わりにして、窓を拭いたり、車を洗ったりと、雑巾がけに使えます。天然の日光によるお湯作りですね。自宅の前には、常に謎めいた黒いペットボトルが並んでいるんですよ」(松本明子)
半身浴で年間1万円以上の節約も可能
黒塗りペットボトルを作る労力は惜しいという人にも、手軽なお湯の節約法はある。
「浴槽によって多少違いはありますが、一般的には200リットルで満杯になります。入浴の際、これを20リットル減らすだけで、水道代とガス代合わせて年間およそ4300円の節約ができるんです。50リットルも減らせば1万円以上になる。半身浴を楽しめる人にはおすすめです。また、給湯温度を42度から40度に下げると、ガス代が1年で2000円ほど浮きますよ」(丸山氏)
さらには、こんな便利なグッズも。
「水圧を高めて、少ない水量でも十分な使用感を得られる節水シャワーヘッドがあります。2500円前後で買えますが、4人家族の場合には年間に8610円の節約になるという試算があります。年内に元が取れるんです」(同)
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