「ペットボトルを黒く塗って日なたに置くと…」 松本明子が明かす驚異の節約術 「出がらしのティーバッグはスポンジに」
【前後編の後編/前編からの続き】
値上がりの大波は容赦がない。打つ手なくたたずんでいるだけでは、あっけなく飲み込まれてしまうだろう。ここで本格的に手をつけたいのが節約だが、一体、何をどうすればいいのか。芸能界きっての“やりくり名人”がおしげもなく披露する、節約の極意……。
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【写真を見る】「この真っ黒のペットボトルは何?」 松本明子が自作している節約グッズ
前編【「コメは1日に24合炊く」 ギャル曽根が明かす驚異の食費節約術 「パスタを切り干し大根で代用」「白菜と牛脂だけで“すき焼き風”に」】では、家族でコメを1日に24合消費するというタレントのギャル曽根、芸能界随一の節約家として知られる松本明子に食費節約の「裏ワザ」を伝授してもらったが、後編では光熱費の節約術について紹介する。
ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザーの丸山晴美氏によると、
「資源エネルギー庁のサイトによれば、夏場の家電製品における消費電力の割合は、エアコンが1位で約34%、次いで冷蔵庫が約18%、3番目が照明で約10%となっています」
エアコンの節電に効果的なのが、まずフィルターの掃除だ。丸山氏が続ける。
「月に1~2回掃除をするだけで、掃除をしない場合に比べて年間で約990円も安くなります。特にペットを飼っているお宅は、毛が吸い込まれている可能性があるのでこまめに掃除した方がいいですね」
もちろん、設定温度も大切である。
「27度から28度に1度上げると、1日9時間使用した場合、ワンシーズンで約940円分の節電になる。エアコンの使用時間が長くなるほど、節約の効果は大きくなると思います」(同)
扇風機と併用
うーん、28度はちょっと暑いような……なんて声が聞こえそうだが、ご安心を。
「扇風機と併用すれば問題ありません。冷気は下方にたまる性質があるので、扇風機で撹拌(かくはん)すればいいのです。秋になれば扇風機だけで済みますし、実は冬にも使えます。温かい空気は上にたまる。扇風機を壁に向けて回すと、壁伝いに上った風が暖気を下ろして空気が撹拌され、循環するようになる。扇風機は通年使えるんですよ」(丸山氏)
その扇風機選びにもコツがあるという。
「扇風機にはACモーターとDCモーターの2種類があります。節電に効果的なのが直流を意味するDCのモーターで、少ないエネルギーで涼を感じられます。家電メーカーが算出した電気代の比較では、ワンシーズンで500円以上の差がついています」(同)
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