日本を代表するギターメーカー「ESP」が“職人養成学校”にこだわる理由 「ゼロから教えて、卒業までに25本のギターを作った学生も」

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 現在、日本のモノづくりの現場では後継者不足が深刻な問題になっている。筆者は伝統工芸や伝統産業の現場をたびたび取材してきたが、若者が入ってこない、すぐに辞めてしまうため育たないなど、悩みを吐露する現場も少なくない。モノづくり日本において、職人の育成は人口減少社会となるなかで大きな課題といえる。

 日本を代表するギターメーカーであるESPの工房では、約90人の職人がギター製作に従事している。ベテランから若手まで幅広い年齢層の職人がいるが、聞けば、職人たちのほとんどは、ESPが職人養成のために運営する学校の卒業生なのだという。...

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