麻生太郎氏が次期首相として目をつける“女性候補”とは ゴルフ仲間で「“あのオンナは酒が強いな”とご満悦」

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“石破おろし”が加速する中、政局のカギを握るのが、自民党に残存する唯一の派閥・麻生派を率いる党最高顧問・麻生太郎元首相(84)である。公には意中の人物を明かしていないが、ここにきて、目をつけ始めた人物とは……。

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 戦後80年の節目となる今年の終戦記念日も、東京都千代田区の日本武道館では全国戦没者追悼式が営まれた。その式典の中で一部の目を引いたのが、麻生氏の献花後のある振る舞いだ。

「ほかの首相経験者らは自席に近い右手から降壇したのに、麻生氏だけが左手から大回りで自席に戻ったので、やけに目立ちました」(全国紙記者)

 実はこの日に限らず、麻生氏の動向は日増しに注目度が高まっている。

 政治部デスクが言う。

「8日の両院議員総会では、大方の予想に反し、有村治子総会長(54)が突如として議事の整理を宣言しました。議題が総裁選の前倒しの是非に絞られ、選挙管理委員会でその可否を判断することに。彼女は麻生派に所属しており、麻生氏の意向を受けて前倒しに議論を誘導すべく、事前に森山裕幹事長(80)の了承も取り付けて、当日の総会に臨んだとされています」

森山幹事長の“後任人事”

“石破嫌い”で知られる麻生氏。どうやら、ご本人の思惑通りことは進みつつあるようだ。

「党則は“党所属の国会議員及び都道府県支部連合会代表各1名の総数の過半数の要求があったときは、総裁の選挙を行う”と定めています。カギとなるのは都道府県連の動向で、現状では対応にばらつきがある。総裁選の前倒し実施に至るハードルは高いですが、今回の総会の決定で石破首相への退陣圧力は一層強まったといえます」(前出のデスク)

 しかも、

「党役員の任期が9月に切れるため、石破茂首相(68)は役員人事に着手しないといけません。問題は参院選総括後の辞任を示唆している、森山幹事長の“後任人事”です」(同)

 政治ジャーナリストの青山和弘氏が解説する。

「石破首相は周囲に“森山さんは辞めるとは言ってない”と語っており、森山氏を慰留する考えです。ただし、本人の意思は固く、慰留に応じない可能性が高い。そこで今、浮上しているのが幹事長代理などに格下げして党執行部にとどめる案です」

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