麻生太郎氏が次期首相として目をつける“女性候補”とは ゴルフ仲間で「“あのオンナは酒が強いな”とご満悦」
“あの二人のオンナは酒が強いな”
そこで目をつけているのが、小渕優子元経済産業相である。
自民党関係者が言う。
「小渕氏は麻生氏が主導した財政健全化推進本部で本部長代行を務めており、緊縮財政派の一面があります。父親の小渕恵三元首相は親中派で知られていて、小渕氏自身も日中友好議連の事務局長を務めています」
“緊縮財政派”“親中派”という面で、連合も受け入れやすいというのだ。
「そもそも、小渕氏は学生時代から麻生氏とゴルフをプレーするほどの親しい間柄です。彼女の初入閣は麻生内閣の少子化担当相で、第2次安倍内閣では麻生財務大臣の下で副大臣もやりました。また、小渕氏は連合・芳野友子会長(59)とも関係良好です。副総裁だったころの麻生氏は、当時組織運動本部長の小渕氏を介して、芳野氏と何度も酒席を共にしており、“あの二人のオンナは酒が強いな”とご満悦でした」(同)
なるほど、麻生氏との関係に加えて芳野氏とのパイプを考慮しても、小渕氏というカードは十分考えられる。もっとも、ネックは彼女が“ドリル優子”と呼ばれるようになった11年前の政治資金問題だろう。証拠隠滅のために事務所のパソコンのハードディスクをドリルで破壊したとされた一件はいまだに記憶に新しいが、
「彼女は常日頃、親しい人間に“いつかは総理を目指す”と漏らしています。総裁選出馬のチャンスが巡ってくれば、拒絶はしないでしょう。それに衆院議員の任期はあと3年ある。彼女が選挙前に不人気ならば、再びクビをすげ替えてしまえばいいという声もありますしね」(同)
相変らずの永田町の論理である。
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