『虎に翼』で注目された「女性と法曹」…判事の女性比率が過去最高となった“奥の院”最高裁の人事のポイントとは

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 女性の社会進出が叫ばれるようになって久しいが、それでも我が国の民間企業における女性役員の比率は諸外国に比べて低いとされる。今夏、最高裁の人事で新たに女性判事が就任したことが話題を呼んでいる。今後も女性判事が増えていくのならば、司法府の最高機関の人事はどのように動いていくのか。史上初の女性長官が誕生する可能性はあるのか。日本社会を揺るがす注目裁判の判決にも影響が出てくるという、その人事の焦点は――。【田山雄介/司法ジャーナリスト】

 前東大法学部学部長の沖野眞已(まさみ)氏が、7月24日付で最高裁判事に就任した。...

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