不朽の名曲の誕生前 丸井でギターを買い、ラジオで歌って“修業”した丸山圭子の原点
ボサノバ調でアンニュイなニュアンスをまとった1976年のヒット曲「どうぞこのまま」で知られる丸山圭子(71)。18歳でデビューしてからこの曲が発売されるまでには3年半の月日があった。ラジオ番組で毎日のように自作曲を発表するという“修行”を経て、あの名曲は生まれたという。
(全2回の第1回)
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3歳からピアノを始めた。2歳上の姉が習っていたのを見て「私もやりたい」と両親にせがんだ。最初の先生は優しかったが、小学3年でついた芸大出身の先生は厳しく、怖かった。...

