寝室は別、ふれあいも無し。それでも「贈ったネックレス」をつける妻に希望を見ていた…のに 暴露された“真実”と逆ギレ
【前後編の後編/前編を読む】「私が“サレ妻”になるなんて!」 それは逆ギレではないか…43歳夫が“おままごとみたいな生活”に限界をおぼえるまで
篠原穣一さん(43歳・仮名=以下同)は、25歳のときに3歳年下の友里江さんとつきあい、結婚。お嬢さん育ちの友里江さんだったが、実は優秀で自立心の強い姉への嫉妬など、実家ではどこか居心地の悪さを覚えていたようだ。そんな実家から支援を受けながら、一男一女に恵まれた家庭生活。毎日手伝いに来る義母と妻、子供たちの関係を見ているうちに、穣一さんはある種の孤独を感じ、妻との間には溝があるような気がしてきた、と語る。
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【前編を読む】「私が“サレ妻”になるなんて!」 それは逆ギレではないか…43歳夫が“おままごとみたいな生活”に限界をおぼえるまで
娘が幼稚園に通っていたころだから、8年ほど前だろうか。早めに帰宅して娘と話していたら、「おばあちゃんとアイスを食べた」と言う。よかったねえ、ママはと聞くと「ママはお仕事」と話す。
「妻はそのころはもうアルバイトもしていませんでしたから、お仕事って何だろうと思いました。ちょうど息子の世話をしていた妻に、どういうことと聞いたら適当にごまかされてしまった。それ以来、妻の“お仕事”が気になってたまらなかった」
とはいえ娘の“証言”はあやふやだし、たとえ義母が知っていたとしても答えてはくれないはず。家庭の平和を思えば、このまま暮らすしかないと穣一さんは思っていた。
娘が小学校に入ったとき、夫婦そろって入学式に参列した。その日の夜、穣一さんは「長い間、お疲れさま。まだ大変な時期は続くだろうけど、とりあえずのけじめとして」と妻にネックレスをプレゼントした。妻は笑顔を見せたが、「さ、明日も早いから寝るね」と寝室に引き上げた。
「子どもが生まれてから妻は子どもたちと寝るようになって、寝室は別。娘が小学校に入って、小さい部屋をひとつ与えました。夫婦の寝室に妻が戻ってくるかと思ったら、妻は別の部屋を片づけてそこにベッドを運び込んでいた。一緒に寝ないかと声をかけたんですが、『あなたのいびきで寝られないもん』と笑いながら去ってしまった」
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