「トランプ大統領にカツ丼を」 玉木雄一郎氏の軽すぎる発言録
トランプ対策は日本食!
言葉の軽さは本業であるはずの政策においても見られる。「FRIDAY DIGITAL」は今年2月、玉木氏の単独インタビューを掲載。ここでトランプ政権との関係強化の重要性を説く玉木氏は驚くべき“秘策”を口にしている。
「「(トランプ政権に)知り合いはいるので、改めて繋ぎ直したい。今こそパイプの強化が必要。彼に伝えたいことは単純です。G7のなかで最もアメリカに投資しているのが日本であり、多くの雇用も生み出している。トランプはジャイアン気質のビジネスマンだから、舐(な)められてはダメ。日本の強みをしっかりアピールしていくことが大切になります」(2025年2月3日記事)
ここまでは普通の見解だが、問題はそのアピールのための秘策だ。
「トランプタワーで『日本はいい国だよ』と端的に、本気で伝えたい。彼に日本食として、天丼とカツ丼を食べさせたいですね(笑)。パートナーとして一緒に勝っていこうという意味合いも込めて。ここだ! という店はすでに見繕っています」(同)
クセはなおっていない
多分にリップサービスの面はあるのだろうが、およそ「未来の総理候補」が語る外交戦略とは思えない軽さなのである。日本食で済むのなら政治家は要らない。
「玉木氏が以前から“口が軽い”というのは定説で、国民民主がこれまで以上に注目を集め、キャスティング・ボートを握ろうとしている中でもそのクセはなおっていないということでしょう。山尾氏の会見には自分も同席しようとしていたのは報道の通りですが、そうしなかったのは山尾氏が出馬辞退を選択しなかったからというよりはむしろ、ともに不倫疑惑報道で世の中を騒がせた過去があり、“2人が並べばお笑いのように見えてしまうから”というのが事の真相のようです」
と、政治部デスク。国民民主の支持率が下降線をたどった背景に山尾氏らの擁立発表があるとの指摘は根強くあるが……。
「それ以上に、“1年たったら動物のエサ”発言のほうが支持率低下へのインパクトは強かったとの分析をしばしば目にしました。山尾氏らの擁立にしても玉木氏が判断したことですからね。玉木氏自身、その判断が結果として間違っていたというふうに反省しているようですが」(同)
玉木氏は最近の自身や党についての週刊誌などメディアの報道を「ネガティヴキャンペーン」と表現していた。批判を正面から受け止めない姿勢で「未来の総理」を目指すことはできるのだろうか。
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