「日本の潜在力を解き放つべき」 マイク・ポンぺオ元国務長官が明かす「トランプ大統領の真意」
北朝鮮との交渉の可能性
北朝鮮との交渉が再び始まる可能性はあると思う。ただし、金正恩に会うこと自体が目的となるような会談にはならないだろう。
シンガポール、ハノイ、そして非武装地帯(板門店)での3度の首脳会談はいずれも象徴的な意味合いは持っていたものの、実質的な進展には結び付かなかった。ミサイル発射の一部抑制は一定の成果といえるが、最終目標である北朝鮮の完全な非核化には至っていない。
もし達成可能な具体的な目標が見えるのであれば、トランプ大統領が北朝鮮の指導者と再び会談に応じる可能性はあるだろう。
ただし、一部が懸念するように、アメリカが北朝鮮を正式に「核保有国」として認める選択肢を取る可能性は、極めて低いと思っている。
[5/5ページ]

