なぜ「ムカつく」は「不快」を意味するようになったのか…病気のデパート「夏目漱石」を通じて「社会の胃腸化」を専門家が説く

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 今年は夏目漱石の代表作『吾輩は猫である』が発表されてから120年という節目にあたる。しかし、漱石は長いし、学生時代に読んだきり……という方は、これを機会に読み直すと新たな発見があるかもしれない。英米文学を専門とする阿部公彦東京大学教授は「胃腸」をテーマに漱石作品を分析しつつ、「社会が胃腸化している」と指摘する。【山内宏泰/ライター】

(4月23日に行われた新潮社・本の学校ウェビナー 『吾輩は猫である』から120年! ビジネスパーソンのための「令和の夏目漱石」 ~“胃腸文学”はなぜ現代まで読み継がれているのか~ をもとに再構成しました)
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