「小泉進次郎」農水相を批判して大炎上する人たち…石破内閣の支持率まで上向かせた「小泉劇場」はいつまで続くか
自民党議員も批判
これに小泉農水相は「見解が違う。4回目の入札を実施していれば、来週から備蓄米が棚に並ぶことはなかったと思う」と真っ向から反論した。
ネット上では《1~2週間で米価格が下がる根拠は何だろう》との疑問や、《3000円台と言うが3990円じゃ話にならん》、《お米を買うのに不自由ない人の発言で民意がまったく見えていない》といった批判が殺到した。
小泉農水相を批判したのは野党だけではない。“身内”であるはずの自民党からも厳しい指摘が相次いだ。
先陣を切ったのは鈴木貴子氏(39)。先に触れた衆議院の農林水産委員会で「価格に対して政治が直接的にそこまで言う必要があったのか、安定供給というメッセージを一番最初に打ち出していただきたい」と小泉農水相の政策を根本的に否定した。
さらに鈴木氏は食料安全保障に対する中長期的な信念というものがないと指摘、「率直に反省というか、発信の仕方を考えていただきたい」と小泉農水相に詰め寄った。
5月31日には野村哲郎・元農水相(81)が小泉農水相を「あまり相談することなく、自分で判断したものをどんどんマスコミに発表している」と問題視。「ルールというのを覚えていただかなきゃいかん」と苦言を呈した。
野村元農水相は炎上
6月1日には鈴木憲和・復興副大臣(43)も、「こういう事態の時に国がやるべきことは備蓄米を放出することではなく、全ての国民に平等に行き渡る物価高対策をやることだ」と批判し、コメの購入価格を下げられるクーポン券や現金を給付すべきだと主張した。
3人の中で最も炎上したのは、ご存知の通り元農水相の野村氏だった。Xでも《あなたのお考えが国民目線から遠く離れていると感じます》、《野村哲郎元農水大臣も何も出来なかったくせに》、《老害議員はもう自ら辞任してくれ》──と批判が殺到した。
デイリー新潮は6月1日に配信した「『私もコメは買ったことがない』『カリフォルニア米はまずい』小泉農相批判で大炎上『野村元農相』の講演は失言のオンパレードだった」との記事で、野村氏の問題発言を詳報した。
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