堀江淳の大ヒット曲が「水割りをください」から始まる理由…すすきので始めたパブのアルバイトから生まれた名曲をめぐる知られざるエピソードとは
「水割りをください」という印象的な歌い出しから始まる昭和の名曲「メモリーグラス」(1981年)。このデビュー作で大ヒットを飛ばしたのが、シンガーソングライターの堀江淳(64)である。「水割りをください」の歌詞は、自身がパブでバイトしていた頃、止まり木に縋る女性客の口から何千回と聞いてきたフレーズだった。
(全2回の第1回)
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堀江の父は、北海道苫小牧市の映画館の支配人だった。幼少期の頃から時間があれば映画館で過ごす時間が長かった堀江。...