「髪の毛ボサボサで帰ってきた孫が“借金がある”と…」 360万円を盗んだ宮内庁職員の祖母が明かす 「様子がおかしかった」

国内 社会

  • ブックマーク

「問題を起こしたり、人の物を盗るなんてことは絶対になかった」

 おばあちゃん子として育った山崎は、地元の小中学校に通った。

「勉強はまあまあ、普通にやっていましたかね。成績は良い方でした。明るい子だから、友達もたくさんいて。何か問題を起こしたり、ましてや人の物を盗(と)るなんてことは絶対になかった。中学校の時は、合唱コンクールで立派に指揮者を務めたこともありました」

 中学卒業後、地元の高校に進学。同時に祖父母の下を離れて、父親と団地で暮らすようになったという。

「高校卒業後、大学に進学させる経済的な余裕はありませんでした。別に知り合いが宮内庁にいたというわけではありませんが、いろんな公務員の試験を受けたら、たまたま宮内庁の試験に受かった。たしかその年は、同期として高卒では永太を含めて2人が受かったという話でした。永太は入庁間もない頃から、内舎人の職に就いていたと思います」

 後編【「天皇陛下のシャンプーを補充」「愛子さまと花火をしている写真を見せてくれた」 360万円を盗んだ宮内庁職員は「かわいがられていた」と祖母が語る】では、「天皇陛下の間近でお仕えして、かわいがってもらっていた」という山崎の仕事内容などについて詳しく報じる。

週刊新潮 2025年5月15日号掲載

特集「天皇ご一家の『生活費』を盗んでクビに…祖母が語った『宮内庁職員』の育ち方」より

前へ 1 2 3 4 5 次へ

[5/5ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。