「つらい五十肩は自分で治せる」 専門家が指南 「整形外科でやってはいけないコト」とは
アメリカとドイツでは保険適用に
逆にやってはいけないこともあります。肩が痛くなって整形外科や接骨院に行くと、自分でできるストレッチのようなものを勧められることがあります。
たとえば、壁に手をついたまま体をひねり、肩の可動域を少しずつ広げてゆくというもの。五十肩の治し方を解説する本にも似たようなことが書いてありますが、これはやらない方がいい。特に、肩の炎症が強く出ている人は、関節に負担をかけるようなストレッチはやめた方がいいです。
前述のように五十肩は外国人でもかかりますが、私が行っているモヤモヤ血管の治療は海外でも取り入れる医療機関が出てきました。イギリスのオックスフォード大学では研究が始まっています。また、アメリカとドイツでは、保険が認められ、カテーテルを使った治療が普通に行われるようになってきました。私としてもこれはうれしい動きです。
これまで五十肩は、ある意味、放っておかれた病気でした。医師でさえ、自分が五十肩になっても「しょうがない」で済ませることが多い。しかし痛みの原因が分かれば、自分でも対処できるのです。最近、肩が痛いなあと感じる人は是非とも試してください。
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