「結弦はまだ大人としては未熟」 祖母が語った羽生結弦の離婚への思い 報道管制の背景に「チーム羽生」の存在か

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旺盛な活動

 昨年のニュースで、いまだ多くの謎と違和感を残すのが、プロフィギュアスケーター・羽生結弦(29)の「105日離婚」だろう。その渦中で沈黙を続けてきた元妻でバイオリニストの末延麻裕子さん(36)がついに重い口を開き、離婚について語った。前編では、末延さんが取材に語った本心を紹介したが、後編では祖母でさえ末延さんと対面させなかったという「チーム羽生」の存在に触れる。【前後編の後編】

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 ここ最近の羽生は、まるで「105日離婚」などなかったかのごとく旺盛な活動を続けている。

 昨年12月14日には夕方のニュース番組「news every.」(日本テレビ系)で、災害救助訓練の実態をリポート。離婚発表後、初めてのテレビ生出演だったが離婚の件には一切触れることなく、天気予報のコーナーでは「そらジロー」と軽妙な掛け合いをしてみせた。

 年が明けてからも本業であるアイスショーが日本各地で開かれる予定で、1月の佐賀公演はチケットの売れ行きも好調とか。会場周辺のみならず、隣県の福岡市内のホテルまでが埋まり、JRが臨時特急の運行を予定するなど、相も変わらずの人気ぶりを見せている。

 羽生が依然として華々しいスポットライトを浴び続ける一方、前妻の動静は、離婚後もまったくといっていいほど伝えられてこなかった。末延さんの肉声は前編で触れているが、離婚後も彼女は、都会の片隅で息を潜めて暮らしているのだ。

違和感を抱く声も

「そもそもの発端は、羽生さんが結婚を発表したSNSのメッセージです」

 と解説するのは、さるスポーツ紙のデスク。

「彼はファンへの感謝と今後のスケートへの思いは熱く語りましたが、肝心のパートナーへの言及が一切なく“結婚した相手はスケートそのものだったのでは”という冗談まで生まれたほど。どうして名前を明かさなかったのか。その答えは皮肉にも離婚発表の公式メッセージで明らかになりました」

 離婚原因について、羽生は自身の公式SNSで、

〈様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています。(中略)現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした〉

 とつづった上で、こう記した。

〈これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました〉

 先のデスクが話を継ぐ。

「このメッセージを読む限り羽生さんは、奥さんが一般人であるというのに、メディアの報道や取材手法が過激で問題だとした上で、もう彼女や自分自身を守り切れないから離婚するしかなかった、と訴えたわけです。発表直後は世論も羽生さんに同情的なものが目立ちましたが、時がたつにつれ賛否両論が巻き起こりました。入籍からあまりに早い決断に加え、他者に責任を転嫁しているのではないか、もっと離婚前に講ずべき手段があったのでは等々、論点はさまざま。そもそも羽生の結婚発表の方法について違和感を抱いていた人々の声も目立ちます」

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