電気グルーヴがライブ中に「ピエール瀧は映画撮影中に本物のシャブを…」ラジオでも“前科ネタ”連発に「反省していない」の声

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今月から封切られる主演映画は「社会派ドラマ」

「ミュージシャンだからというのもあるでしょうが、一番の理由は、事件をきっかけに彼らは『ソニー・ミュージックアーティスツ』を辞め、今独立して活動しているからです。大手の事務所に所属していたらこんなことは絶対に許されませんよ」(同)

 逆に言えば、事件当時、ソニー所属のマルチタレントとして活動していた瀧は方々で迷惑をかけた。

「静岡テレビ放送で持っていた冠番組『ピエール瀧のしょんないTV』は降板。NHKの『あまちゃん総集編』をはじめとして多くの予定していた番組は差し替えになった。映画やCM、自分たちの30周年記念ツアーやフェスの出演もことごとくキャンセル。一説には損害金は30億円にも達したと言われています」(同)

 ミュージシャン気取りの瀧だが、俳優としてもカムバックしている点も忘れてはならない。

「今年5月から配信されたNetflix作品『サンクチュアリ』では親方役で出演。今月8日からは主演作『水平線』が上映される。東日本大震災で妻を亡くした男と娘の親子愛を描いた社会派ドラマです。被災地をテーマにした真面目な映画で主演しながら、自分の起こした薬物事件についてこんな甘い認識なら、観客も冷めた目で観てしまいます」(同)

「パンツはもう履かない」の名言で知られる勝新太郎と自分を擬える姿勢にを疑問視する声も出ている。勝のパンツ発言は、パンツの中に大麻を隠し持っていたとして90年にハワイのホノルルで逮捕された後に飛び出し、当時の社会を騒がせた。

「当時、勝のような無頼者が社会に受け入れられたのは、まだ昭和という時代であったことと、勝が時代を代表する大スターだったからです。今はあの頃と違って薬物に対して厳しい世の中だし、勝を気取るのも早すぎる」(映画業界関係者)

 こう業界人は苦言を呈するのだが、ご本人は事件をどう振り返っているのか。事務所のホームページから質問状を送ったが、回答はなかった。

デイリー新潮編集部

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