小倉少子化担当大臣、「複雑な家系図」を“腹違いの兄”が明かす 2度のスピード離婚の原因とは

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おわびか口止め料?

 先に触れた王子の土地は將信氏の父母が再婚する前、2人目の妻を除く先々妻とその子ら、看護師の愛人とその子、そして將信氏とその姉、母に贈与されている。不可解な生前贈与について、この親族はこう解説する。

「2人目の妻と結婚している時期でしたから、もめそうな人におわびか口止め料として、地代の高い土地を贈与したのかもしれません」

 ハチャメチャな家庭生活を送っていた將信氏の父の夢は政治家になることだった。

「政治家の後援会に入ったり、地元の九州に足しげく通い、地盤づくりをしようとしていました。アメリカのカーターが大統領選に出るときには数百万円を寄付したことも。ただ、女性関係がだらしなすぎて、支援してくれる人もおらず、政治家の夢は諦めざるをえませんでした」(父の知人)

高校時代は校内でも評判の“お金持ち”

 結果的に父の夢を引き継ぐことになる將信氏だったが、高校時代は校内でも評判の“お金持ち”だった。

「お父さんがお医者さんでお金持ちというのは周囲の共通認識でした。ただ本人はそれを鼻にかけることもなく、頭の切れる、いい人という印象です。高校生特有の“ノリ”もあって、学校のスポーツ大会を友人と示し合わせてサボったこともありました」(同級生)

 東大を卒業し、彼が日銀に在籍していた08年に転機が訪れる。成城の豪邸と土地が將信氏の父から母に「財産分与」され(9年後に土地は売却)、それと前後して、父が所有する不動産が將信氏に贈与されたのである。それが熱海のリゾートマンションで、將信氏は直近の資産公開でこの物件を報告書に記載している。

「当時から、將信さんの両親が離婚したのでは、と言われていました」(父の病院関係者)

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