小倉少子化担当大臣、「複雑な家系図」を“腹違いの兄”が明かす 2度のスピード離婚の原因とは

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「何をするにもお母さんが最優先」

 そして12年に初当選した將信氏が翌年秋に結婚のお相手として選んだのは、テレビ朝日の島本真衣アナ(29)=当時=だった。しかし、数カ月後には島本アナが自宅マンションを飛び出してしまう。その理由としてささやかれたのが、將信氏の母子関係だった。かつて本誌(「週刊新潮」)の取材に島本アナの親族は、

「將信さんとお母さまの関係は私たちから見ても仲が良すぎるといいますか、彼とお母さまとの方が夫婦らしいといいますか……」

 そう困惑しつつ、

「もともと、夫婦とお母さまは別々のマンションに住んでいたのですが、お母さまが將信さんに“一緒に住みたい”と言って、同じフロアの近くの部屋で生活することになったんです。さらに、お母さまと將信さんは真衣を放っておいて、二人で旅行に行くこともありました。ビックリしましたね。結局、將信さんは何をするにもお母さまが最優先なんです」

 この母子密着について、先の病院関係者は、

「お母さんの中に、医者や弁護士になった先々妻の子どもたちに負けたくないという強い思いがあったのかもしれません。それで一生懸命育て、將信さんはそれへの恩返しをしているのではないですか。破天荒なお父さんに振り回され、だいぶ苦労されたようです」

 さらに“過保護”ぶりを裏付けるのが、母から將信氏への献金だ。

姉やその親族から1300万円以上の献金

 12年以降、將信氏が代表を務める政党支部や政治団体に対し、病院理事長などを務める母は総額で1600万円もの献金を行っている。さながら、高額な“子ども手当”である。加えて、医師となった姉やその親族などからも計1300万円以上の献金がある。家族総出で將信氏の政治活動を支えているようなのだ。

「初出馬の選挙の時には、小倉さんのお母さまが選挙事務所に来て、“お世話になります”とあいさつしてまわっていました」(地元市議)

 その一方で、將信氏や母に財産を贈与し、父の暮らしぶりは楽ではなかった様がうかがえる。

 例えば、76年に父が購入した箱根の別荘地の土地と建物がある。その登記を確認すると、12年に国税局から差し押さえられている。

 そして5年後の17年初頭、米寿を超えていた父は成城からも王子からも離れた八王子の老人ホームで暮らし、静かに息を引き取った。

 ところが、この年の3月、関係者に穏やかならざる「通知」が届くことになる。

「東京国税局からの督促状でした」

 とは、前出・將信氏の“兄”である。

「父は税金を滞納していたんです。12年に本人に督促したのが最後だったようで、本税として約2千万円、加算税や延滞税を合わせて、計約3400万円の滞納した税金を知らせる通知でした。大金を払えるわけがなく、僕は相続放棄をするしかありませんでした」

 ちなみに、前述した箱根の不動産は12年に差し押さえられた後、19年に解除されている。別の親族にこの件を聞くと、

「関わりたくないのでお引き取りください」

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