小倉少子化担当大臣、「複雑な家系図」を“腹違いの兄”が明かす 2度のスピード離婚の原因とは

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売却益は1人1500万円

 なぜか、過剰な拒否反応を示すばかり。また、將信氏にはこの間、“臨時収入”もあった。前述した王子の土地を17年、交番を新設するという警視庁(登記簿上は東京都)に売却したのだ。この時点で土地は將信氏を含め、9人が所有権を有していた。

「売却益は1人当たり約1500万円でした」(兄)

 生後9カ月で贈与され、大金に化けた王子の土地。將信氏にも濡れ手で粟の約1500万円が懐に入ったことになる。

 さて、これらについて当の將信氏にぶつけると、代理人弁護士を通じて回答があった。まず税金滞納や両親の離婚は、

「小倉將信は公人ですが、親族らは私人であり(中略)回答の必要がありません。ただし、督促状を受け取ったことはなく、税金を滞納している事実を知りませんでした。(父の)財産については相続放棄しています。(両親の)離婚は事実です」

エリート議員の今後は

 母や親族からの献金については、

「親族として政治家小倉將信を支える趣旨と理解しています」

 政治アナリストの伊藤惇夫氏によれば、

「若くして入閣し、現状は“自分が優秀だ”という認識がにじみ出てしまっている印象があります。それを自覚し、今後はこども家庭庁の担当大臣にふさわしい政治家なのか、が問われていくと思います」

 將信氏はかつてインタビューで実父のことをこう語っている。

〈「自分に多少なりとも能力があれば、それを社会に還元しなさい」というのが、父親の口癖でした〉

 人もうらやむエリートコースを歩みながら、特異な家庭で育った少子化担当大臣は、いかなる政策成果を世に還元してくれるのか。

週刊新潮 2023年5月25日号掲載

特集「政権の肝『少子化担当』を資質チェック 母親から“子ども手当”1600万円!『小倉將信大臣』母子密着の家族空間」より

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