「愛媛農業アイドル自殺訴訟」遺族側弁護士に賠償命令 負けると沈黙する「タレント弁護士」と丸乗りした「ワイドショー」の責任

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遺族側弁護団がマスコミに宛てた意味不明な申し入れ

 下記がそこに書かれていた全文である。

〈【ご報告】愛媛ご当地アイドルの自死に関する第4訴訟判決についてのお知らせ 令和5年2月28日東京地方裁判所で判決の言渡しがあり、裁判所は記者会見等の名誉毀損を認定し請求の一部を認めました。正当な弁護士業務として行った訴訟提起及び記者会見であると考えており、今回の判決内容については断じて受け入れることができません。改めて判決文を精査し控訴のうえ争っていく方針です〉

 注目すべきは、報道各社へ宛てた文章である。

〈今回の判決結果については受け入れることができませんが、記者会見時の違法性が東京地裁において認定された以上、記者会見時の映像、画像及び音声についての使用は差し控えるように申し入れます〉

 意味が理解しがたい文章である。控訴すると宣言しながらも、〈違法性が認定された〉という理由で、記者会見の映像等を使うなと釘を刺している。遺族のプライバシーに配慮してほしいという申し出ならばまだ理解できるが、そのような記載もない。

 なお、佐藤氏ら3弁護士は、日頃からTwitterでの発信に熱心だが、今回の判決については一切触れていない。

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