ロシア兵が焚き火をしてウクライナ軍に発見される動画が拡散…“冬将軍”の恐怖に苦しめられる未熟なロシア兵

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焦土作戦

 もちろんウクライナ軍にとっても、冬の攻撃はリスクを伴う。ロシア軍の装備が貧弱でも油断は厳禁だ。

「兵力に勝る軍なら厳冬期でも進撃は可能でしょう。ウクライナ軍もロシア軍を次々に撃破するかもしれません。しかし、前線を押し上げて領地の奪還を継続するとなると、難易度が上がります。何しろ地面さえ凍っています。テントの設営も一苦労です。まして陣地の構築となると難事業でしょう」(同・軍事ジャーナリスト)

 ロシア軍は敗走する際、集落や街を焼き払うかもしれない。ナポレオンを苦しめた焦土作戦の復活だ。

 もしロシア軍が守りを固めれば、ウクライナ軍が苦戦する可能性もある。攻める難しさを痛感する冬になるかもしれない。

註:私の家に電気が来たのは3時間だけ。日本のカイロはありがたい…キーウ在住「ボグダンさん」が語るウクライナの現在(デイリー新潮:12月11日)

デイリー新潮編集部

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