“拘禁症”残る袴田巖さんと3人の裁判官が異例の面会 姉のひで子さんは「わかったふりをして…」

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 12月5日、第2次請求差し戻しの即時抗告審が東京高裁(大善文男裁判長)で行われ、袴田巖さん(86)が初めて3人の裁判官と面会した。「裁判官は巖に優しく接してくれましたよ」と巖さんの姉・ひで子さん(89)は笑顔を見せた。審理はすべて終了し、あとは年度内に出される再審の可否を待つだけだ。1966(昭和41)年6月に静岡県清水市(現・静岡市清水区)で味噌製造会社の専務一家4人が殺されたいわゆる「袴田事件」で、強盗殺人罪などで死刑が確定した巖さんは、現在もひで子さんと共に再審を求めて戦っている。...

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