渋谷ハロウィンは仮装売上「1.5倍」に ビキニ衣装や過激映像の放映で求められるTPO

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 3年ぶりに自粛なしで迎えたハロウィン。31日の当日を控えた週末から、東京・渋谷は多くの人出であふれた。本来の風習から離れた“大コスプレ大会”として日本に定着している感のあるハロウィンだが、今年はTPOに注意を促す動きも目立っている。

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 29日・土曜日の18時。渋谷へ向かう京王井の頭線の車内では、こんなアナウンスが流れた。

“他のお客様が不安を感じるような仮装をされているお客さまには、お声がけさせて頂いております――”

 今年の仮装事情について、マーケティングアナリストの渡辺広明氏は次のように解説する。

「ドン・キホーテを取材したところによると、渋谷店でのパーティーグッズの売上は昨年の約1.5倍とのことでした。目立つ着ぐるみ系が根強い人気の一方、動物の耳がついたカチューシャなど、ワンポイントの仮装アイテムも人気だそうです。これはきつねダンスの影響もありそうですね。私は2014年から渋谷ハロウィンを視察していますが、体感として今年はコロナ前の渋谷より、人手があったかもしれません。仮装の割合は相対的に減っているものの、それでも半分くらいは何かの格好をしていました」

 強いてトレンドを挙げるならば、「SPY×FAMILY」のアーニャや、根強い人気を誇る「鬼滅の刃」関連が目立つ今年の仮装だが、2017年のブルゾンちえみやサンシャイン池崎のようなテッパンといえる仮装はなく、みな好き好きな格好をして楽しんでいたことが今年の特徴といえるかもしれない。この自由度からも、ハロウィンに仮装する文化が浸透してきていたといえそうだが、中には物議をかもした装いもあった。

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