前田日明が明かす「コンビニ前の暴走族を撃退」伝説の真相 元祖・格闘王“こだわり”の買い物術とは

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『あなたとコンビニとニッポン』前田日明×渡辺広明

 全国5万8,000店舗、年間155億人が買い物する“コンビニ超大国ニッポン”。老若男女、昼夜を問わずさまざまな人が訪れるコンビニは、その目的や利用方法も人によってさまざまだ。「コンビニとの付き合い方」を覗いた先に見えてくるものとは? コンビニジャーナリスト・渡辺広明氏が、ゲストを招きコンビニについて大いに語り合う──。

 今回のゲストは、元プロレスラーで総合格闘技プロモーターの前田日明氏(63)。実は「前田氏の大ファン」という渡辺氏。コンビニ店長時代から何度も前田氏の試合を観戦していたとのことで、今回は熱烈なオファーによって対談が実現した恰好だ。しかし、いざ話を伺ってみると、前田氏はコンビニに“とある不満”を抱えていることが明らかに……。

たむろしていた暴走族に…

渡辺広明(以下、渡辺):僕は昔から前田さんの大ファンで、1986年のドン・中矢・ニールセン戦や1995年のリングスの旗揚げなど、幾度となく会場に足を運びました。コンビニ店長時代は、プロレス好きのアルバイトの子たちと一緒にリングスを観に行くのが楽しみで…。8人くらいでツアー組んで行ってました。

前田日明(以下、前田):ありがとうございます。

渡辺:それで「前田日明とコンビニ」と言えば、まず最初に伺いたいことがあるんです。「コンビニ前でたむろしていた暴走族のバイクを、前田さんが蹴り倒した」という武勇伝がまことしやかに囁かれているのですが、これは本当なんでしょうか?

前田:蹴り倒したんじゃなくて、エアガンですよ。

渡辺:エアガンですか!?

前田:エアガンが流行り始めた頃、ファンから威力の強いエアガンを貰ったことがあったんです。それで、車でコンビニの前を通過したとき、たまたま態度の悪そうな暴走族がいたから、窓からそいつらに向けて撃ってたんですよ。

渡辺:そうだったんですか(笑)。撃たれた彼らはどんな反応を?

前田:なんか怒って追いかけてきたけど、こっちは車だから(笑)。

渡辺:ちなみに、どの辺りのコンビニでしたか?

前田:綱島(神奈川県横浜市)かな?

渡辺:なるほど、近くの駒岡にリングスの道場がありましたよね。たしかに暴走族が多かった時代です。当時のコンビニの駐車場は暴走族の溜まり場でした。僕がコンビニ店長をしていた時代にもいたのですが、別に集まること自体は構わないんです。ただ、入口付近に集まられてしまうと、お客さんが怖がって入店できない。これは困りましたね。

前田:最低限のマナーは守らないとね。

渡辺:ともあれ、真相が知れてスッキリしました。まさかエアガンだったとは(笑)。

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