當間ローズが毎日通う「港区のコンビニ」で買うモノ ブラジル生まれ湖西育ちの「地元愛」語る

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港区のコンビニは外国人スタッフが多い

渡辺:現在はどのくらいの頻度でコンビニを利用しますか?

當間:ほぼ毎日利用しています。現在は港区に住んでいるのですが、徒歩5分圏内に10店舗くらいコンビニがありまして、その中でも最も自宅から近いセブンに行くことが多いです。でも、ほかのチェーンも利用しますよ。「ファミチキ」を食べたいときはファミマに行きますし(笑)。

渡辺:基本的に一番近いコンビニを利用して、あとは商品によってチェーンを使い分けるわけですね。

當間:そうです。近所のローソンでは野菜やお花が売られているので、これらを買うときはローソンです。

渡辺:日常的に花を買うのは素敵ですね。そう言えば、當間さんは華道家としての顔を持っているほか、ロスフラワー(売れ残り等で廃棄される花)の活動もされているとか。花は昔からお好きなんですか? 僕らが育った浜名湖の周辺には「はままつフラワーパーク」や「浜名湖ガーデンパーク」などがあり、花に親しみを持ちやすい環境でしたよね。

當間:そうですね。あと、母も花が大好きなので、その影響も大きいと思います。それにしても、花を扱ってるコンビニってわりと珍しいですよね?

渡辺:立地によっては、仏花を取り扱っているコンビニはありますけどね。それ以外のケースだと「オーナーが花好き」など、店舗独自の理由で仕入れることになりますが、やはり花を扱う店舗は少数派でしょう。ところで、ほぼ毎日コンビニに行くと仰っていましたが、店員に顔バレしないんですか?

當間:近所のコンビニはほとんど外国籍の店員さんなので、たぶん僕が芸能のお仕事をしていることに気づいてないと思います。店員さんに英語で話しかけられて、そのまま英語で会話することもありますからね(笑)。どちらかと言えば、店内にいる日本人のお客さんに気づかれることの方が多いです。

渡辺:たしかに、港区のコンビニは外国人留学生のバイトが多いですね。日本の芸能事情に疎い外国人スタッフが働いているならば、港区のコンビニは芸能人も利用しやすそうです。ただし近年では、その外国人留学生の減少が懸念されています。というのも、日本経済の停滞が続いているため、わざわざ日本語を覚えて まで日本に来る魅力が薄れているからなんです。

當間:外国人にとって日本は、そのまま住み続けるのが難しい国だと思います。

渡辺:どういうことでしょう?

當間:移民の受け入れやビザの問題です。たとえば南米ならば、ブラジルは外国人の受け入れ体制が整っているため、日本に比べてビザがおりやすく、住み続けることも容易なんです。しかし、日本はビザの条件が厳しい。苦労して日本語を学んでも、日本に残り続けられない可能性があるので、日本に魅力を感じつつも日本行きをためらう外国人は多いと思います。もっとステイできる環境が整えばいいのに…と思うこともあります。

渡辺:當間さんのご家族が日本に来たときは、いかがでしたか?

當間:父が日系3世だったので、日本に縁のない外国籍の人たちに比べれば、かなりスムーズだったと思います。ただ、現在は条件が少し変わったらしいので、当時よりも移り住むハードルは高くなったそうです。

渡辺:1990年代に日本への移住が盛んになり、とくに浜名湖周辺や愛知県豊橋市などのエリアで暮らす日系ブラジル人が増えましたよね。

當間:湖西市に移住した日系ブラジル人も多く、かつては人口比率で言えば全国でもトップクラスだったそうです。

渡辺:当時、浜松や湖西のコンビニではブラジルの新聞も置いてましたよね。

當間:湖西のコンビニでは、いまでも置いている店舗があった気がします。新聞だったかな? 日系ブラジル人向けのコミュニティ雑誌だったかも。

渡辺:ブラジルに馴染み深い商品を開発したら、一定の需要が見込めそうですね。

當間:機会があれば、ぜひお願いします(笑)。

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