當間ローズが毎日通う「港区のコンビニ」で買うモノ ブラジル生まれ湖西育ちの「地元愛」語る

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ミュージシャンが重宝するマルチコピー機

渡辺:食品の購入以外でコンビニを利用されることはありますか?

當間:「マルチコピー機」を重宝しています。僕は音楽活動も行っているのですが、譜面や歌詞などに修正が入ると、データで送られてくることが多いんです。こうしたとき、マルチコピー機のネットプリントが本当に便利なんですよ。地方でもどこでも、コンビニさえあればプリントできますからね。

渡辺:楽譜をプリントするとき、紙のサイズは「A3」ですよね?

當間:そうです。よくご存じですね。

渡辺:実は、ファミマやローソンに導入されているシャープ製のマルチコピー機は、僕が開発に関わってるんですよ。

當間:そうだったんですか!

渡辺:かれこれ12年ほど前の話です。当時、すでに紙でコピーする文化が薄れつつあったのですが、マルチコピー機を存続させるにあたって、「楽譜はA4ではなくA3を用いることが多い」というA3需要についてシャープさんと話したことを思い出しました。自宅でA3対応のプリンタを使っている人は決して多くないと思うんです。楽譜以外でも、営業などで紙の地図を利用する人はA4よりA3の方が便利だろう…など、一部ではA3のコピー需要がいまでも残っているはずなんですよね。

當間:音楽関係者で利用している人は多いと思います。渡辺先生のおかげですね。

渡辺:いやいや、それは大袈裟です(笑)。僕が開発に関わっていなくても、マルチコピー機のA3は残っていたはずですから。むしろ、実際に音楽関係者から「楽譜をマルチコピー機でプリントする」というお話を聞けたことの方が嬉しいです。そう言えば、當間さんが出演する音楽イベントが間もなく開催されますね。

當間:そうなんです。8月20日、地元の湖西市で「浜名湖ミュージックフェス」に出演させていただきます。

渡辺:ただ出演するわけではなく、そもそもこのフェスは當間さんが企画されたんですよね?

當間:縁あって「湖西市ふるさと大使」を務めさせていただいているのですが、今年は湖西市の市制施行50周年なんです。ありがたいことに、湖西市から「何かやってくれないか」とのお話をいただき、かねてから「お世話になった地元で音楽フェスを開催したい」という構想があったので、多くの方々のご協力をいただき、実現に至りました。

渡辺:フェスのコンセプトについてもお聞かせください。

當間:僕が育った湖西市をはじめ、浜名湖周辺は多くの外国人が暮らしている多文化共生地域です。「浜名湖ミュージックフェス」は、音楽を通して多様性の大切さ、個性の素晴らしさを子どもたちに伝えるフェスで、大黒摩季さん、misonoさんをはじめ、多くのミュージシャンにもご出演いただきます。フェスの最後では国際交流協会の子どもたちもステージに上がってもらい、摩季さんと一緒に「ら・ら・ら」を歌う予定です。

渡辺:湖西市に大黒摩季さんが来るってすごいことですよ!

當間:チラシが完成して公式にアナウンスされるまで、「本当に大黒摩季が来るの?」みたいな雰囲気でした(笑)。

渡辺:僕も浜松市の親善大使「やらまいか大使」 なんですが、當間さんに比べたら何もしてないなぁ…。

當間:そんなことないでしょう(笑)。でも、せっかく近隣の親善大使を務めている同士ですから、いつか渡辺先生とも浜名湖エリアで何かやりたいですね。

渡辺:ぜひやりましょう、約束ですよ!“やらまいか(※遠州弁で「やろうじゃないか」の意)”です!

當間ローズ(とうま・ろーず)
モデル。俳優。歌手。1993年ブラジル生まれ。静岡県湖西市育ち。ケイン所属。日本、イタリア、ブラジルのミックス。英語、スペイン語、日本語、ポルトガル語の4ヶ国語を話すクワトロリンガル。5歳の時に来日し、17歳からモデル活動を開始。近年は音楽活動や俳優業でも精力的に活動中。おもな出演作は、映画『嘘喰い』、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)など。8月20日、自身が主催する音楽イベント「浜名湖ミュージックフェス」に出演予定。

渡辺広明(わたなべ・ひろあき)
流通アナリスト。コンビニジャーナリスト。1967年静岡県浜松市生まれ。株式会社ローソンに22年間勤務し、店長、スーパーバイザー、バイヤーなどを経験。現在は商品開発・営業・マーケティング・顧問・コンサル業務など幅広く活動中。フジテレビ『FNN Live News α』レギュラーコメンテーター、TOKYO FM『馬渕・渡辺の#ビジトピ』パーソナリティ。

デイリー新潮編集部

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