人気ダンスグループからセクシー女優へ 小湊よつ葉が本音で語る “苦悩”と決断

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転機となった出会い

――その頃に、小湊さんにとってターニングポイントになる友達ができたそうですね。

小湊:正社員時代に知り合った友達ですね。私にすごく心を開いてくれる子で、性癖も話してくれるオープンな子で、それまで付き合った人が妻子持ちかDV男のどちらかだったという話もしてくれて。

 その子は楽しいことはするけど、そうじゃないことはしないという、はっきりした性格だったんです。楽しくないと思った人はすぐにLINEブロックして関係を切っちゃうのだけれど、それが清々しいくらい。私にはない感覚で羨ましかったです。私はあまりはっきりしていないほうなので......。

 私は以前からAVを見ていたんですけど、その子の性の話を聞いていると、見ていたセクシー女優さんと同じものを感じたんです。セクシー女優さんに対しても「この仕事をしている子はどんな考えで、どんな性格の子なんだろう?」とすごく興味があって。するとAVであったり、性に対してプラスのイメージにどんどんなっていって。

 そんな時に社長が交代し、会社の給料や働く環境が全く変わってしまって。私も新宿から横浜に異動になって、毎回1時間半ぐらいかけて通勤していました。数字のノルマも厳しくなりました。それでも人間関係はいいし、このまま働いてもいいと思っていたんですが、同僚と一緒に会社に対する愚痴を言っている自分に気づいて。

「やっぱり私は何かを発信したり、表現したりすることがやりたいのかもしれない」「自分自身が頑張り次第という環境で働くべきなのかも」と思い始めたんです。

なぜ「AV」だったのか

――環境を変えるのであれば、歌であったり、舞台であったりと以前と同じ芸能の道に復帰することもできます。なぜ、そうはしなかったんですか。

小湊:社会人になってからも、舞台の関係者の方には「戻ってきなよ」とは声をかけられていました。でも、そのまま芸能の世界に戻ったら、ファンの方にも仕事関係の方にも嘘をついたことになるし「なんだ、結局は戻ってくるじゃん」と思われてしまう。だけど、私は引退した時には本当に戻ってくるつもりはなかった。その決意が伝わる戻り方がいいと思いました。

――そこからセクシー女優になることを決心する。

小湊:まずは歌とダンスとお芝居と今までやってきたことは省こうと考えました。そして、それ以外でインパクトのあることがいい。これだけの決意を固めて私は復帰したんだって、もう言葉で説明しなくても伝わるようなもの。そう考えていたら、自分の中にあったAVという道が浮かんできたんです。

 歌やダンスだったり、今までやってきたことに戻っても自分の気持ちに折り合いがつかない。じゃあもうAVじゃんって、自分の中ではっきりしちゃったんですね。

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