「ミセスユニバース」優勝は45歳 最高齢は79歳のファイナリストたちが競った“美”

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社会貢献活動なども評価対象に

 7月15日に開催された「ミセスユニバースジャパン2022 日本大会」。出場できるのは、20歳以上のすべての女性で、従来の「ミスコン」とは異なり、大きく評価されるのは「どのような人生を送ってきたか」なのだという。“ルッキズム”、すなわち外見至上主義への批判も考慮してか、より広い視野での“美”を競うということなのだろう。年齢も経歴もさまざまな受賞者たちの素顔とは――。

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 500名の応募があったこの大会。書類や面談での選考を経て、7月15日、“最終決戦”の舞台には47名のファイナリストが登場した。

 通常のミスコン同様、ウオーキング、スピーチ、そしてドレス姿での立ち居振る舞いなどを競う。審査の末、栄えあるグランプリに輝いたのは45歳のシングルマザー、光安都美(みつやすさとみ)さん。福祉関係の会社で役員を務めるかたわら、大学院に通い経営学修士を取得した。働き、学び、育てる、の3本柱をこなすというから頭が下がる。

 2位に選ばれた金川聡美さん(41)は、ピアニストとして活動しながら“子ども食堂”を切り盛りする社会貢献が評価されたという。

 4位の菅原由香さんは40歳。Jリーグ・ベガルタ仙台のチアリーダーだったことも。コンテストでも華麗かつダイナミックなポンポンさばきを披露した。

79歳の受賞者も

 最高齢での出場となったのが、御年79、高岡邦子さんである。なんと3年前には手術を受けて、人工股関節を入れているのだ。

「異色でしょ? でも、同世代の方々に、手術を受けたってハイヒールを履いて歩けるというのを見せて、元気づけたかったんですよ」(高岡さん)

 長年、東京・赤坂で開業医を務めていた高岡さん。東日本大震災の被災地へ医療支援に駆けつけたことも。現在はジム、整体、ピラティスなどに通い、体作りに精進。意外にも、明け方の5時に寝て昼の1時に起きる“夜型”だそう。

「せっかくの人生、たくさんのことを経験したいんですよ」(同)

 今回行われた日本大会での受賞者は、2022年11月に韓国で開催予定の「Mrs.Universe」、ブルガリアで開催予定の「Woman of the Universe」等の世界大会へ進出するという。

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