金沢・就寝中の女性殺害未遂 「容疑者女性」と「被害者夫」を結ぶ“ビジュアル系バンド”

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「地元のビジュアル系バンドの世界では有名人」

 金沢市内のアパートで、合鍵を使って侵入したとみられる女性に30代の女性が襲われた殺人未遂事件。容疑者と被害者には面識がなかったが、被害者の夫とは“ある接点”があったという――。

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 事件が起こったのは4月12日午後10時ごろ。0歳児とともに眠っていた被害者は、佐藤果純(かすみ)容疑者(35)に刃渡り20センチの包丁で腹部や胸などを刺された。被害者の夫・山下健斗さん(仮名)は夜勤で不在だったが、彼と佐藤容疑者の間には接点があったという。

「え、健斗君があの事件の被害者の旦那だったんですか。驚きです。彼は地元のビジュアル系バンドの世界では有名人ですから」

 と、金沢のビジュアル系バンド関係者。

「彼が今やっているビジュアル系バンドは北陸地方ではトップレベルです。結成は昨年。北陸地方などのうまいミュージシャンが集まって結成されたのですが、健斗君もそこにベース担当で加わったわけです。健斗君はとにかく音楽バカ、ベースバカで、性格的にはちょっと天然なところがある。お酒を飲む時もずっとベースを抱えながら飲むんですよ」

 捜査当局は、逮捕された佐藤が山下さんのライブに顔を出していたことを確認している。しかし、どうやらファンとして一方的に好意を募らせた上での犯行だったとは言いきれないようだ。

過去にストーカートラブル

 そもそも、山下さんと佐藤は同じ介護施設で働いていた。8年ほど前から勤務する佐藤が、約6年前に働き始めた山下さんに仕事を教えていたという。事件を受け、施設では“二人は交際していたのか”と聞き取りが行われたというが、

「山下さんは佐藤との関係についてあやふやな言い方をしているようです」(二人が働いていた介護施設を含む事業グループの代表者)

 凶行に及んだ背景はいまだ解明されていないが、真相に迫るためのヒントはある。

「施設の社長による事件後の調査で、佐藤が以前、ストーカートラブルを起こしていたことが分かったのです。10年くらい前のことで、被害者は、彼女が以前働いていた職場の男性。手も握ったこともないのに、勘違いしてストーカー行為に及んだ、とのことです」(同)

 4月21日発売の「週刊新潮」では、佐藤と山下さんの関係性とともに詳報する。

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