高校中退の相川七瀬が語る「47歳の女子大生生活」 40代で大学受験に挑戦…「こんなに大変だとは!」

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「ちょっと甘く考えてるんじゃない?」と家族は心配

 それ以降は、神社巡りが趣味になり、そんな時に赤米神事に出会いました。運命の赤い糸ではないですが、運命の赤い稲穂ですね。これは絶対に絶やしてはいけない、少しでもそのサポートができたら――。そのためには、神道や日本の伝統をしっかりと学び、自分の中に「基礎」を築かないといけないと考え、日本文化や神道を一から学べる國學院大学神道文化学部を選びました。

「家事もあって仕事もあるのに、大学に通うなんてできるの? ちょっと甘く考えてるんじゃない?」

 家族にはそう心配されました。受験の面接の時も大学の先生に「本当に大丈夫ですか?」と聞かれました。でも、私の中には今こそ基礎を築かないといけないという熱い思いがあったので、迷うことなく「大丈夫です!」と答えました。それから2年が経ったわけですが……。

「会うたびに痩せていくけど大丈夫?」

 めちゃくちゃしんどい!!

 正直に言って、大学生活がこんなに大変だとは思っていませんでした。仕事のルーティンとして、毎年夏と冬にコンサートをやっているんですが、その時期がちょうど学期末と重なるんです。2千字のレポートを6本出さなければならないなど、かなり心身にこたえました。

(「歌手・相川七瀬」の生みの親である)織田哲郎さんには「お前、会うたびに痩せていくけど大丈夫? 寝たほうがいいよ」と心配されています。でも、「課題の締め切りが近づいていて寝られないんです」と返すしかない。確かに、しっかり寝ないと喉をやられてしまうので、最低限の睡眠時間は確保しないといけないのは間違いないんですが、期末はかなり追い込みました。

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