先代井筒親方の年寄株の行方は? 長女が志摩ノ海と「スピード婚約」で情勢が変化

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 鶴竜(36)か、はたまた別の力士か――。一昨年9月にすい臓がんのため急逝した先代井筒親方(元関脇・逆鉾)=享年58=の年寄株を、誰が継承するかに注目が集まっている。そこへタカラジェンヌだった親方の愛娘に縁談が浮上。事態は急展開を迎えているという。

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 東京・両国にあった井筒部屋は親方が亡くなった翌年の11月に解体され、現在その地には親方の夫人によって、賃貸マンションが建設中。そこには相撲部屋も併設される予定で、来年3月に完成する見込みだ。

「この間、先代井筒親方の年寄株がどうなるか、角界の注目の的でした」

 と、ベテラン相撲記者が解説する。相撲協会には105の年寄株が存在し、親方として協会に残るには株を取得しなければならない。現在、「井筒」の名跡は元関脇の豊ノ島が「借株」で襲名しているが、

「あくまで借株なので、所有権は先代井筒親方の夫人にあります。年寄株は巨額の金銭で取引されるケースもあり、引き継ぐには1億5千万円から1億8千万円を夫人に支払う必要が出てきます。ただ、これまで角界では『井筒』を継ぐのは鶴竜だという見方が一般的でした」(同)

 鶴竜はかつて井筒部屋に所属するも、部屋の閉鎖で陸奥部屋へと移籍。2020年には親方になるための条件の一つである日本国籍を取得し、横綱の特権で年寄「鶴竜」を襲名したが、5年以内に年寄名跡を取得しなければならない。記者が続ける。

「しかし、鶴竜ではなく、親方の娘婿となる人物に株を継がせたいと考える部屋関係者もいて、その可能性は残されていた。そこへ最近、現実に娘の縁談の話が持ち上がったのです」

 娘とは34歳の長女のことで、かつては宝塚歌劇団「花組」の娘役として活躍していた。現在は、当時と同じ天咲千華(あまさきちはな)という芸名でヨガインストラクターとして活動しているが、縁談のお相手となったのは木瀬部屋の前頭6枚目、志摩ノ海関(32)である。

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