先代井筒親方の年寄株の行方は? 長女が志摩ノ海と「スピード婚約」で情勢が変化

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「スピード婚約」

 木瀬部屋の関係者が囁く。

「出会いはお見合いでした。進めたのは木瀬親方で、今秋から井筒親方の夫人も交え、ステーキ店などで食事を重ねていました。この度、スピード婚約することと相成り、当の志摩ノ海は親方になれる可能性も出てきたので、喜びを隠しきれないそうです。それが目的で婚約したように周囲に受け止められても仕方ないというか……」

 そこで、婚約の事実と真意を井筒親方の長女に聞くと、

「木瀬部屋方に一切をお任せしております」

 夫君となる志摩ノ海関も、

「僕の口からはちょっと言えないんです」

 と繰り返すばかりなので、師匠の木瀬親方に尋ねた。

「いいお付き合いをしておりますけど、契約書があるわけではありませんし、ご縁なので、見守っていただきたい。いまはまだ途中だからね」

 順調に結婚へ向けて歩んでいると明かすものの、「井筒」を継ぐことについては、こうも言う。

「それは全然ですよ。私は聞いていないです」

 先の記者が再び、

「株の行方は結局未亡人に決定権があります。しかし、問題は亡くなった先代の井筒親方と鶴竜の間でどんな話し合いがなされていたか。もし、名跡の継承を鶴竜に約束していたなら、今後騒動が起きるかもしれません」

“福”が転じて“禍”を招かねばよいのだが……。

週刊新潮 2021年12月23日号掲載

ワイド特集「薄氷踏んで風雲急」より

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