立民代表選で感じるモヤモヤ 「共産党の連携」を聞かれ明確な回答をした候補者はゼロ

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4人の主張とは?

 記事によると、4候補者は共産党との連携を「間違ってはいなかった」と総括。その上で、「見直すべき点がある」と訴えた。4候補の発言を、年齢の若い順に紹介しよう。

 泉健太・政務調査会長は1974年生まれの47歳。京都3区・当選8回。立命館大法学部を卒業後、福山哲郎・幹事長(59)の秘書を経て、2003年に初当選を果たした。

《衆議院選挙で野党政権だとか、政権交代だということがどんどん発信されたが、本当に国民が求めていたメッセージだったのかという点も含めて、各党がどう訴えていくか合わせる必要がある》

 小川淳也・国会対策副委員長は1971年生まれの50歳。香川1区・当選6回。東京大学法学部を卒業後、自治・総務官僚を経て、2005年に初当選を果たした。

《「野党共闘」ということばが何を意味するのかが伝わらなかった。1人区の候補者調整は必要だが「共闘」を言うのであれば、政策的な議論、それを丁寧なプロセスで行うこと、そして国民的な理解が必須》

 西村智奈美・元厚生労働副大臣は1967年生まれの54歳。新潟1区・当選6回。新潟大学法学部・同大学院法学研究科を修了後、大学の非常勤講師、新潟県議会議員を経て、2003年に初当選を果たした。

《他党の支持者が、立憲民主党の候補者の名前を書いてくれたことは、大変大きな成果だ。ただ、基本的な政策が異なることも踏まえたうえで、地域事情も含め丁寧にやっていく必要がある》

 逢坂誠二・元総理大臣補佐官は1959年生まれの62歳。北海道8区・当選5回。北海道大学薬学部を卒業後、ニセコ町役場に入庁。ニセコ町長を経て、2005年に初当選を果たした。

《限定的な「閣外からの協力」で合意したことは事実として残っているが、次の選挙に向けては、もう一度話し合いがスタートする。どういう構えで立ち位置を確保するかは、丁寧に議論したい》

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