日本による台湾へのワクチン無償提供に冷や水を浴びせる親中派教授 BS生放送で難クセ

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日台友好を否定!?

 フジテレビと系列28局などによるニュースサイト「FNNプライムオンライン」は6月10日、「日本ワクチン外交始動 無償提供で台湾反応は 日米台の接近に中国は」との動画を配信した。

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 動画は前編と後編に分かれているが、もともとは「BSフジLIVE プライムニュース」(BSフジ・平日・20:00)が同日に放送した番組に編集を加えたものだ。

 番組の内容を紹介する前に、新型コロナウイルスのワクチンを、日本が台湾に供与した経緯についてまとめておく。

 台湾は対コロナの防疫政策が世界でもトップクラスの効果を上げていた。しかし4月20日にパイロットなどの感染が発覚。隔離施設だったホテルや、感染者が立ち寄った飲食店などを通じ、近隣自治体にも拡大した。

 台湾政府はワクチンの確保を急いだが、ドイツ製ワクチンの契約などをめぐり、中国の介入で合意できないと訴えた。

 日本は、イギリスのアストラゼネカ社と1億2000万回分のワクチン供給契約を結んでいた。

 ところが接種後、ごくまれに血栓が生じる例が海外で報告され、国内で使用するメドが立っていなかった。そのため、アストラゼネカ社のワクチン124万回分を6月4日、台湾に供与した。

「恩返しとスピード」

 もちろん台湾は国を挙げての歓迎一色となったが、中国は猛反発した。もともと中国は自国製ワクチンの提供を台湾に申し出ていた。ところが治験に時間がかかることや、少なからぬ台湾人が安全性を不安視していたことから、話が前に進んでいなかった。

 中国の外務省は同日の定例会見で、蔡英文総統(64)や与党・民進党を「防疫協力を政治的にもてあそんだ」と批判した。

 こうした経緯をへて、BSフジLIVE プライムニュースでは、《日台関係の深化を国際社会に印象付け》たと指摘。《日・中・台・米の構図にどう影響し、今、日本に求められる政策とは何かを読み解く》ために、以下のゲストでの討論を放送した。

◆「ヒゲの隊長」で知られ、元外務副大臣で自民党の外交部会長を務める佐藤正久・参議院議員(60)
◆朱建栄・東洋学園大学教授(63)
◆矢板明夫・産経新聞台北支局長(48)

 動画の冒頭で矢板支局長は、台湾国民がどれだけ日本に感謝しているかを報告。次に佐藤議員が「恩返しとスピード」が達成できたことを手放しで喜んだ。

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