ミヤネ屋出演で注目「♪鳥くん」の正体 お茶の間の“動物専門家”枠に参入なるか

エンタメ 2021年6月8日掲載

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 ワイドショーを賑わせた「千葉の怪鳥」のニュース。問題の鳥「ミナミジサイチョウ」は6月5日に無事保護されたが、視聴者の関心はむしろこっちに集まっていたかもしれない。「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に鳥の専門家として出演していた「♪鳥くん」である。

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 1メートルの体長におおきな嘴、目や喉のまわりの赤さが目を引く「ミナミジサイチョウ」は、もともと茨城県内のペットショップで飼育されていたものだった。2019年11月に店から逃げ出し、じつに1年7カ月もの間、逃げ続けていたという。

 ミナミジサイチョウの姿かたちもさることながら、6月3・4日の「ミヤネ屋」に登場した♪鳥くんのインパクトもなかなかのものだった。紫がかった髪の毛に、鶴とおぼしき鳥をあしらったくちばしつきの帽子をかぶり、マスクにサングラス。同じくサングラスをかけた鳥のTシャツを着た彼は「トリーっす!」の挨拶と共に、現地からの中継に現れた。

 番組はその肩書を「プロのバードウォッチャー」で、「我孫子市で鳥の大使」を務め「かつては環境省の環の暮らし応援団のメンバー」と紹介。すでにミナミジサイチョウを目撃、撮影に成功していると明かした♪鳥くんは、鳥類専門家の立場からコメントをしていた。

 奇抜な名前と姿とは裏腹に、意見はしごく真っ当。たとえば、捕獲活動が実施される前、スタジオの宮根誠司が「捕獲して保護してあげるべきでは」と疑問を呈した際には、

「自然に復帰できるならばやり方として価値があるけれど、一羽捕獲して飼いました、死にました、だとあまり意味がないと思います」

 再度「♪鳥くん的には自由にさせてあげたいってこと?」と宮根から問われると、

「賛否両論あると思いますけれど、(※繁殖して生態系を壊す恐れがない)一羽だけなので自由にさせてあげたい」

「これを機に多くの人が鳥に興味をもってくれればと思っトリまーす

 と、鳥の立場に立った発言をしていた。

 ♪鳥くんの登場に、SNS上には〈謎の巨大鳥より気になる〉〈鳥くんって誰なん!?なんだかシュールすぎてツボ〉といった声が寄せられた。

 いったい、♪鳥くんは何者なのか。

さかなクン、ムツゴロウさん…タレント性のある専門家たち

 テレビ局の関係者がいう。

「公式プロフィールによると“元歌手”で、過去には『永井真人』名義でアニメ『遊☆戯☆王』のオープニングテーマなどを歌っていたようです。滝沢秀明、KinKi Kidsらジャニーズへの楽曲提供も行っていますね。鳥類に関する著書も多く、野鳥図鑑も手がけています。異色の経歴をもつ、鳥の専門家といえるでしょう」

 今回は「ミヤネ屋」の出演で脚光を浴びたが、その活動歴は長く、2004年頃から「♪鳥くん」として、講演などを行ってきた。その名を聞いて誰もが連想するであろう「さかなクン」とは、もともと同じ事務所でもあったようだ。

「しかし、ミヤネ屋はいいキャラを捕まえましたね。他番組との差別化が求められるワイドショーでは、こういう新しいキャラを見つけるのもスタッフの重要な仕事。他番組のスタッフは“やられた”と悔しがっているんじゃないですか」(同)

 こと動物の話題となると、番組に呼べるゲストは限られてくる。

「動物の話題の時は、獣医、ペットショップの店長などが呼ばれますが、タレント性のある専門家というのは、そうそういません。パンク町田、ムツゴロウさん、そしてさかなクンは別格ですね。かつては猿回し師の村﨑太郎や『天才!志村どうぶつ園』でチンパンジーのパンくんのトレーナーを務めた宮沢厚氏らもいましたが……。昆虫に詳しい俳優の香川照之や、動物マニアのアンタッチャブル柴田も専門家の扱いをされていますが、ニュース番組のゲストには呼びにくいですよね」

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