小室家が“それ相応の対応”をしていないので…納采の儀を行わないという重大な意味

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“結納”の重さ

 秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と、婚約内定者である小室圭さん(29)の結婚問題をめぐり、「納采の儀」を行わない可能性があると複数のメディアが報じている。

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 その根拠は秋篠宮さま(55)のご発言だ。まず経緯を振り返ろう。

 眞子さまと小室さんは、2人が国際基督教大学(ICU)に通っていた頃に知り合い、交際をスタートさせた。

 2017年9月に婚約内定が発表され、記者会見が行われる。ところがその後、週刊新潮など複数の週刊誌が小室家の金銭トラブルを報じた。

 18年2月、納采の儀などの「結婚関連の諸行事」を延期すると宮内庁が発表。同年8月には秋篠宮さまが「現在のままでは納采の儀は行えない」と小室家へ伝えた、と新聞社などが一斉に報じた。

 更に秋篠宮さまは同年11月20日、記者クラブの会見に応じられた。誕生日が30日のため事前の質疑応答が開かれたのだ。

 記者を前に秋篠宮さまは「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」と発言された。

 その一方で、眞子さまと小室さんの結婚について記者に問われると「結婚を認めるということです」とも答えられた。

納采の儀=結納

「つまり、最終的に国民が小室さんと眞子さまの結婚を納得したなら、納采の儀を行うわけです。納得しない場合は、納采の儀を省略して結婚する可能性が浮上しています」(担当記者)

 この秋篠宮さまのご発言を主な根拠として、「納采の儀を行わない結婚」が取り沙汰されているというわけだ。

 しかし、納采の儀を行わないということが、どのような意味を持つか分かる人は、どれほどいるのだろうか。いや、それどころか「納采の儀って何だっけ?」と首を傾げる向きもあろう。

 そこで、納采の儀とはどんな儀式なのか、皇室ジャーナリストの渡辺みどり氏に解説を依頼した。

「分かりやすく言えば結納のことです。明治維新を成し遂げると、日本の皇室も近代化に着手します。その中に結婚儀式の整備がありました。イギリスの皇室をお手本に、近代国家らしい結婚式を執り行うことにしたのです」

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