小室家が“それ相応の対応”をしていないので…納采の儀を行わないという重大な意味

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苦肉の策

「秋篠宮さまのご意向に従い、小室さんは今年4月に28枚の釈明文書を発表し、金銭トラブル報道に反論を行いました。ところが国民の多くは、自分を正当化するだけの姿勢を問題視しています。小室さんは文書の評判が悪いと感じたのか、『解決金』を支払う準備があるとの方針を示しました。そんな一貫性のない言動が国民から不評を買い、結婚反対の意見がますます増える結果となってしまったのです」(同・担当記者)

 これでは、とてもではないが秋篠宮さまが仰る「多くの人が納得し、喜んでくれる状況」とは言えない。

「天皇家が日本国憲法を大切にしておられることは広く知られています。憲法24条1項には『婚姻は、両性の合意のみに基いて成立』すると定めています。眞子さまは29歳で、ご自身が結婚を望まれる相手と結婚する権利をお持ちです。秋篠宮さまが強引に結婚を白紙とすれば、憲法に抵触してしまう可能性もあります。苦肉の策として、納采の儀を行わないという方法をお考えになられたとしても不思議はありません」(同・担当記者)

 天皇皇后両陛下が行われた納采の儀を振り返ってみよう。目を惹くのは天皇家から小和田家に供物として大ダイ2匹、清酒6本、絹地5巻が送られたことだ。

 日刊スポーツが93年4月に報じた記事「納采の儀 納采の品の大ダイは近所にお裾わけ 地元商店街はおめでとうセール」には、大タイについて興味深い記述がある。

1匹10万円のタイ

 納采の儀が終わるとタイは小和田家と付き合いの長い鮮魚店に送られ、刺身や切り身などに捌かれた。その後、大皿などに盛り付けられ、小和田家に戻されたという。全部で50人前近くになったと見られ、小和田家のご近所にお裾分けされたと記事は報じている。

 タイは宮内庁が東京築地の水産業者に注文した最高級品。推定で1匹10万円だったという。鮮魚店の店長は日刊スポーツの取材に「こんな大きくて鮮度のいいタイは、商売始めて40年以上たつけど、見たことがない」と感嘆していた。

 絹地は皇居・紅葉山養蚕所でとれた糸が一部に使われ、京都・西陣の織物業者が織り上げたという一品。清酒も吟醸酒と、まさに名品揃いと言っていい。

 黒田慶樹さん(56)と清子さん(52)の納采の儀となると、黒田さんが“市井の人”だったことから、対応が大変だったようだ。

 2005年の3月に行われたが、黒田さんのいとこの男性が納采の品の目録を携えて皇居へ。もちろん男性は正装のタキシード姿で、宮殿の桂の間には絹の服地2巻、清酒3本、鮮タイ2尾が並べられた。

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