「背面跳び」を生んだフォスベリー 世界に衝撃を与えた技の誕生秘話(小林信也)

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 1968年、標高2200メートルを超えるメキシコシティで開かれたオリンピックは、記録破りの大会となった。陸上の男子で10種目、女子7種目で世界記録が生まれた。

「神が舞い降りた」とさえ形容された男子走り幅跳び、ボブ・ビーモン(米)が8メートル90の世界新記録で優勝した。従来の記録を50センチも更新する信じられない快挙。これは91年にマイク・パウエル(米)が8メートル95を跳ぶまで23年間抜かれなかった。男子100メートルではジム・ハインズ(米)が初めて10秒の壁を破る9秒95で走った。...

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