女性急死のテキーラ事件 渦中の100億円「起業家」は「私が提案したわけではない」

国内 社会 2020年12月10日掲載

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 とあるカネ持ち起業家が、東京・恵比寿の高級ラウンジで大枚をチラつかせ、女性従業員に「テキーラゲーム」を“仕掛けた”。だが、その後、女性は容体が急変し病院に担ぎ込まれて亡くなってしまった――。いまネット上では、「テキーラ事件」と呼ばれる話がSNSを中心に急速に拡散し、大きな話題を呼んでいる。若い女性の“パパ活”の場としても知られるラウンジで、いったい何があったのか。渦中の起業家が「デイリー新潮」の取材に答えた。

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「総資産100億円」の起業家

 インタビューに答えたのは、女性が亡くなる直前まで現場の店で同席していた起業家の光本勇介氏(40)である。総資産100億円とも言われる光本氏は、起業しては売却することを繰り返しながら事業を拡大してきた実業家として知られる。2017年に物を即時に現金化するサービス「キャッシュ(CASH)」を成功させ、同サービスを展開していた「株式会社バンク」を、動画配信サービスなどを手がける「DMM」に70億円で売却したことでも話題を呼んだ人物だ。

 光本氏は、取材を受けた理由についてこう述べた。

「こんな経験は初めてで、いまもショックで精神的に不安定な状態が続いております。そんな中で数日前から、SNSで私が存じ上げない方々がこの件について、事実でないことも含めて発信し始めました。あまりにも拡散力が大きいものですから、一個人として止められる術も思いつかず、真実をお話しさせていただきたいと思った次第です」

「事件」が起きた恵比寿のラウンジSに行ったのは、11月27日の午後11時半頃だったという。なお、Sは六本木などにも姉妹店を持つ高級ラウンジで、IT社長などセレブの間では有名な店である。

「Sは数年前から平均して半月に1回ぐらい、友人たちと飲みに行く店として利用していました。この日は金曜日でしたので、他の店で食事をした後にプライベートの友人たちと一緒に行きました。私を入れて6人で、うち2人は女性です。一軒目では緑茶ハイなどコップ4杯程度しか飲んでいなかったので、この日のことは克明に覚えています」

 案内されたのはカラオケセットもあるVIPルームの個室で、

「私を含めると男性客は4人だったので、店の女性が4名、席につきました。他に男性の店員1名もいたので、女性の友人2人と合わせて部屋にいたメンバーは全部で11人です。まずシャンパンを開けてみんなで飲み、1時間くらいは普通に歓談しておりました。ほかに4、5人が1、2杯くらいずつウーロンハイとか緑茶ハイなどを頼んでいたくらいで、そんなにすごい量のお酒を飲んでいたわけではありません」

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