劇薬がなければ変化も生まれず……メキシコ戦は森保監督の理想を追求する交代策で自滅

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決定機すら作れず

 オーストリアへ遠征中の日本代表は18日(現地時間17日)にグラーツでメキシコと対戦し、0-2で敗れた。これで森保ジャパンの2020年の戦績は2勝1分け1敗となった。

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 試合後のことである。メキシコのヘラルド・マルティーノ監督(57)に日本の記者が質問した。

「メキシコ・リーグでプレーしている選手が多いが、ヨーロッパに行かなくても代表チームが強い理由は?」

 たぶん記者の頭には、「レベルの高い選手=ヨーロッパでプレー」という図式があったのだろう。...

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