加藤官房長官vs日本医師会長、「移動自粛」論争は「会長選」の延長戦

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敵は極力少ない方が良い

 少なくとも中川氏は、「官邸や政府を立てる」姿勢は見せていないようだ。

 先に触れた会見では東京について、「第1、2波と違い、若年者が主体ではなく中高年者の感染者の割合が増えていることが一番の心配だ。危機感をもっている」と語っている。

 ある自民党の閣僚経験者は、こんな見方をする。

「目立つのが好きなタイプですよね。日医のトップというのは、水面下で押したり引いたりをしながら着地点を見つけていくものですが、結構ガチンコな点に驚きました」

「中高年は何らかの疾患を抱えて生活している人の方が多いから、中川さんの言葉は響くとは思いますけれど、これだけアピールしちゃうと敵も増えますよね」

「各方面に頭を下げたりお願いしたりすることが少なくないポストですから、敵は極力少ない方が良いと思いますけれど」

週刊新潮WEB取材班

2020年11月19日掲載

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