「暗黙のルール」を破ると乱闘に発展も…元プロ選手に聞く日本とメジャーの違い
時代が平成から令和に代わり、昭和のプロ野球では日常茶飯事という印象すらあった“乱闘劇”も、めったにお目にかかることがなくなった。そんな令和のプロ野球にあって、あわや乱闘寸前となったのは10月3日のヤクルト対広島戦(神宮)でのことだ。
13対0と広島の一方的なリードで迎えた、8回裏のヤクルトの攻撃。青木宣親が広島の2番手・菊池保則からふくらはぎに死球を受けて代走と交代すると、続く山田哲人の打席で三塁側から「もう一発いったれ!」の声が飛ぶ。これにヤクルトベンチが反応し、両軍ナインがグラウンド上に入り乱れて、責任審判の小林和公球審が警告試合を宣告する事態となった。...